平日は15分程度で完売。土曜日・祝日は、並び始めた時点から数量のカウントをするので販売開始時間前には、ほぼ完売。そんなシュークリームが東京 日本橋人形町にある。
シュークリーとは
東京 日本橋人形町。まだ東京が江戸と呼ばれていた時代から続く、老舗飲食店が多い。親子丼発祥の店としても有名な「玉ひで」やすき焼きで有名な「人形町今半」本店があったりと…贅沢過ぎる街なのである。そんな日本橋人形町に、いつ行っても行列しているシュークリームがある。それが「シュークリー」なのである。今、東京で1番入手困難なシュークリームなのかもしれない(2022年1月現在)。
まずはアクセス…。東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線「人形町駅」下車。たぶん…一番近い出口は、A6出口。都営地下鉄浅草線からだとベストな出口なのだが東京メトロ日比谷線中目黒行き方面ホーム側からは少々遠いのかもしれない。
A6出口は、エレベータータイプ(少々混雑する場合もありそうな感じ)。出口を出て、お店(シュークリー)までは、2~3分程度(A6出口を出て、すぐ左、1つ目の角を右。そのまま直進。50~70mくらい進行方向左側がお店)。
シュークリームは、1日3回(9時30分、12時、17時)。出来上がりを提供する為、どうしても限定数が出来てしまい、その限定数を求めて行列になる。最初、シュークリームの専門店かと思っていたのだが、他の洋菓子も絶品。その中でもプリン…。このプリンが、かなり美味いのである。食感が、トロトロというのが正しいのか?トロントロンというのが正しいのか?表現が難しいくらい液体と固体の間くらいの感じなのである。プリンも極上な「シュークリー」。今、東京で行列するシュークリームと言えばこのお店と言われるくらい有名なシュークリームを食べてみた。
2度目の正直。
「シュークリー」のシュークリームを購入する為に、人形町へ向かう。少しナメてました。平日の朝ということ。そして9時30分を少しだけ過ぎていたこと。「まあ、大丈夫だろう…」と勝手に安心してお店へ行くが…な、なんと既に完売。うそっ!?と思うレベル。1回目のトライは、何も購入することが出来ず…そのまま終了。
日を改めて、再度、シュークリーへ行くことになる…。2回目のトライは、翌日。30分くらい前に行けば購入できるだろう…と思い、販売開始時間の30分早め…9時にお店へ到着。もしかして1番!?と思っていたのだが…すでに3人が並んでいる。うーーーん。この3人で70個買われたら終わりだな…と心配しながら待っていると…なんとか購入出来た。店内に入ると眼の前に冷蔵ケース。中には、色々とケーキやマカロンが並ぶ。出来上がったばかりということもあり、ケースの上に並んでいるシュークリームから放たれている香りが…もう…たまらない。この香り、そして臨場感、並ぶだけの価値は、この時点でも十分ある。
胡麻。ゴマ。ごま。
生地は、少々ハードタイプのしっかりと焼成されている感じの生地。カリカリとしたサクサクの歯応えが素晴らしい。ただ厚い生地というのは、色々とあるが、ここまで歯応えが良く、カリカリな感じの生地は、あまり無いのではないだろうか?そして「シュークリー」のシュークリーム独特とも言えるのは、シュー生地に練り込まれたゴマ。このゴマ入りシュー生地を焼成したことで、ゴマの香りが更に深く、広がりを見せる。口に含むと焼成したゴマの「カリッ」「プチッ」という食感がたまらないのである。シュー生地に、スライスアーモンドやナッツを入れたり、一緒に焼成したシュー生地は、色々なところで見かけるのだが、この「シュークリー」のシュー生地の「ゴマ」は、ほぼ見たことがない。シュー生地だけでも十分に香り、食感とインパクトが大きく…これ…クリームは、どうなんだろう??と楽しみが膨らむのである。
重量:89g
直径:8.0cm
高さ:5.0cm
価格:240円
バランスの良さが際立つ
クリームは、ディプロマット。甘さ控えめでありながらズドンと一本通った感じの濃厚さがある。このディプロマットには、ほんのりとバニラが香る感じなのである。クリームは、少々固めに調整されている感じ。ドロ~となってしまうと、シュー生地に負けてしまうのかもしれない。ディプロマットの配合バランス。そして甘さ控えの糖度。そしてクリームの粘度。このバランスが、シュー生地が持つゴマの香りとぶつかることが無く、美味しく、奥行きの深みを出すのかもしれない。「シュークリー」のシュークリームは、全体的にリッチな感じに仕上がっているにも関わらず、香りが抜群ということもあり、2個は、いけそうな感じなのだ。1日3回。平日は15分程度で完売。土曜日(含め祝日)は、販売開始時間前には、ほぼ完売(数量カウントの為)。そんなシュークリームが東京 日本橋人形町に存在する。人形町、水天宮に行くことがあり、「9時30分」「12時」「17時」という時間に間に合うのであれば、是非ともチャレンジすべきシュークリームなのである。どうしても1回で手に入れたいという方は、平日なら30分前、土曜日・祝日なら1時間前に行くことをオススメしたい(自身の経験から)。これも自身の経験からなのだが「日曜日」は、「シュークリー」は、お休み。ご注意を。
20年7月。再訪…。
地球規模で、感染拡大している新型コロナウィルス。外出の機会も減り…これは、誰もがそうなのかもしれない。中々、食べ歩きをするには、難しい。しかし…パティスリーは、かなり頑張っている。大手フランチャイズとは、異なり、感染予防対策に、莫大な費用を使用することは、難しいが、有名、無名問わず、感染予防対策をし、こんな時期だからこそ「美味しい」という笑顔を贈りたいと思っているはずなのだ。そんなパティスリーを応援したい。そんなことから「東京シュークリームランキング」1位の「シュークリー」へ感染予防対策をして再訪。やはり、緊急事態宣言の期間は、シュークリームの販売を止めていたらしく、現在も、数量を減らして販売をしているとのこと。貴重なシュークリームが更にプレミアム感がアップしてしまった感じなのだ。
焼き上がり時間の行列
もしかして…焼き上げ時間に並んで無いのでは??と思い、行ってみると…。並んでいる。しかも、ソーシャルディスタンスをとっての行列なのである。店舗に入れる人数も絞り、店内は、きっちりと感染予防対策をしているのである。以前の感じを知っていると少々、寂しい感じの店内ではあるが、これもスタッフ、購入を目的で訪れるユーザーへの配慮なのだ。
狙いは、平日。
焼き上がり時間やお店の最新情報は、こちら。
並んでも購入するのが難しいとされていた貴重なシュークリーム。現在は、こういう状態ということもあり、数量を減らしているので更にプレミアム感が増している。少し、スタッフの方に話を聞いてみると会社需要が、テレワークの影響なのか?減っている為、週末(日曜日はお休み)よりも比較的、平日のほうが並んでいる人数も少なく、購入しやすいとのこと。来訪したのが土曜日ということもあり、他府県ナンバーの車もちらほら。確かに…。狙い目は、平日なのかもしれない。
焼き立て。出来たて。
「シュークリー」シュークリームの味に関しては、上で説明している通り。大きな違いは、購入してすぐ食べたという焼き立て、出来たて状態。少し固めのディプロマットが、無ければ、成り立たないリッチなシュー生地。このシュー生地が、焼き立て、出来たてとなると、黒ごまの風味と味が、とてつのなく力強いのである。要するに破壊力満点。その上、ハードタイプのシュー生地なので、食感もたまらないのである。シュークリームは、中に入るクリームに、感想が集中してしまうのだが、最近では、シュー生地が、パティスリーにより、多種多様なシュー生地が存在する。その先駆けと言っても良いシュー生地なのだ。
何度、食べても最高のバランス
シュークリームは、クリームとシュー生地(パフ)。この2つのバランスがすべてを生み出すといっても過言ではないスイーツ。それが、焼き立て、出来たてであれば、間違いなく美味しさに輪をかける。久々に美味しいシュークリームを食べたいという方は、感染対策をしっかりして焼き上がり時間の少し前に訪れることをオススメする。そんなシュークリームなのである。
2023年6月に再訪問してきた!
2023年6月に再び。。。三度、再訪問してきた。焼き上がり時間の少し前に行き、並ぶというのがシュークリーのシュークリームの定番の購入方法。平日の朝が狙い目と前回の経験から今回も平日、しかも月曜日9時30分の開店と同時の回にチャレンジ。ふと思ったのが、前回購入してから数年が経過しているので、もしかすると並ばないでも購入できるかもなんて思いながらシュークリーへ到着。
複数回、訪れていると場所も駅からの距離も駅からかかる時間もすっかり分かりきった感じでスムーズにシュークリーへ来ることが、、、あれ?もしかしてもう並んでる???ヤバい!まだ9時を少し回った感じなのに、行列がすでに出来ているのだ。1、2、3、4、えっ!?この時間で5番目?大丈夫だろうか?と考えていると私のうしろに更に数人の行列が追加。
9時30分の少し前にシュークリーの店員らしき人が、並んでいる人に声をかけてくる。シュークリームを何個購入するか?を確認しているようなのだ。開店時は、12時の回や17時の回に比べると仕込みの時間が短い為か?シュークリームの個数は少な目。並んでいる人だけでほぼ完売のペースなのだ。一人で10個や15個を購入する人は当たり前。まあ、折角、並ぶならそれくらいの量は仕方がないのだろう。私も自宅へのお土産分までしっかりと購入したのは言うまでもないのだ。そんな感じで平日の9時30分の回がオススメと書いたのだが、開店と同時ということもあり(シュークリームの個数が少ないこともあり)、もしかするとそこまでオススメ(オススメとは簡単に購入できるという意味で書いた)では無いのかもしれない。
驚いたのは、行列するお店は、必ずピークがあり、流行りと同じでピークを超えるといとも簡単に購入出来るようになるのだが、シュークリーはその勢いは変わらなかったのだ。月曜日の朝、しかも9時30分の回でこんな感じなのだ。そんな状況の中でゲットしたのがこちら
白胡麻、黒胡麻のチュイール
クッキー生地のシュークリームは、最近、増えて来たのだが、チュイールを使用したクッキー生地はあまり見たことがない。瓦のようなカーブをしている薄いクッキーはサクサクとした食感とバターの風味がたまらなく美味しい。
そんなチュイールをクッキー生地に使用し、白胡麻と黒胡麻で更に食感と独特の香りをプラス。色々なシュー生地を食べたり見たりしてきているが、同じようなチュイールを使用したクッキー生地は見たことがない。クッキー生地は、バターや砂糖、そして水を使用しないことが多く、食べ応えもある為、クッキー生地のシュークリームを1個食べれば満足な感じになってしまう。
シュークリーのシュークリームのシュー生地は、チュイールをクッキーに使用することで、サクサクとした食感とバターのたっぷりとした風味のみといったクッキー生地の良さだけが際立つのだ。そこに白胡麻、黒胡麻の香ばしい味と香りが追いかけてくる。全てにおいて計算され尽くしたシュー生地なのだ。
ミルク感を感じるディプロマット
サクサクとした食感が強く、濃厚なバターの風味と黒胡麻、白胡麻の味と香りが際立つシュー生地には、ミルク感を感じるディプロマットでないとシュー生地に負けてしまうのではないだろうか?濃厚なパティシエールとバニラビーンズのクリームではかなり重たくなりそうな感じでもあるのでミルク感を感じるディプロマットは、シュー生地とのバランスは最強なのだ。シュー生地の強さ、クリームの強さは、どちらかが強すぎるとバランスとしての美味しさは崩れてしまい、アンバランスになってしまうのだがシュークリーのシュークリームはシュー生地、クリームと両方において主張が強いが2つが重なると更に美味しくなるのだ。
もう一度、食べたくなるシュークリーム
手土産、東京土産に最適な理由
新型コロナウイルス感染症の影響で様々な規制があった中で、シュークリーへ再訪問して分かったことは、焼き上がり時間には未だに行列が絶えず、並ばないと購入が出来ないシュークリームであること。何年もこんな感じのシュークリームは今まであったのだろうか?入手困難なシュークリームは、手土産や東京土産には最強のスイーツではないだろうか?焼き上がり時間に並べば購入が可能なのだが、確実に購入する為には、焼き上がり時間の20~30分前に並んだほうが良いように思える。今回、シュークリーには3回訪れたのだが、全て行列に並んだ人だけで完売。相変わらず凄いシュークリームであることは何一つ変わらなかったのだ。東京で美味しいシュークリームを食べたければ、焼き上がり時間に並ぼう!
重量:82g
直径:7.5cm
高さ:5.0cm
価格:320円
パティスリーで人気のスイーツ。それは「シュークリーム」。 英語では、cream puff。フランス語では、chou a la creme。呼び方はともかく、大人気のスイーツ「シュークリーム」。新しい分野のスイーツが、登場しても未だ[…]
お店情報
シュークリー (Sucre-rie) 日本橋人形町
東京都中央区日本橋人形町1-5-5
TEL:03-5651-3123
営業時間:9時30分~19時(月曜日~土曜日・祝日)
定休日:日曜日(バレンタイン・クリスマスを除く)
アクセス:東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線「人形町駅」下車2~3分程度
公式HP:http://sucre-rie.favy.jp/