パティスリー・ラ・ヴィ・ドゥース新宿店のシュークリーム|四谷シュー(東京都新宿区愛住町)

2層タイプの生地の食感と美味しさ、そしてクリームの滑らかさ。仕事の細かさと丁寧な感じが、わかるシュークリーム。手間暇たっぷりとかけられている仕上がりに、誰もが驚くはず。

パティスリー・ラ・ヴィ・ドゥース新宿店

東京 新宿区愛住町。今回、お目当てのパティスリーは「パティスリー・ラ・ヴィ・ドゥース新宿店」。アクセスは、都営新宿線「曙橋駅」下車(新宿駅から3つ目の駅。新宿から3分)。ベルックス新宿というビルの1階がパティスリー。曙橋駅から徒歩1分程度。ブラウンとオレンジ色を基調としたカラーリングが、遠くからでもすぐ分かる。

オーナーシェフは、堀江新氏。国内のパティスリーで修行後、渡仏。数々の有名パティスリーで修行後、帰国。2001年にパティスリー・ラ・ヴィ・ドゥースをオープン。数々の受賞歴を持つ凄腕のパティシエなのである。店内は縦長で、一番奥が7席ほどのカフェスペース。
入って右側には、ケーキとギフトのショーケースが並び、その後ろがキッチンとなっている。ショーケースのケーキをじっくり見ていくと、丸いフォルムのケーキが多い。ざっと40種類ほどあるケーキの9割ほどが丸いフォルムなのである。

ケーキを作る時、四角や三角の形のほうが、カットするだけで大量生産に向く。しかし、円形のケーキは、1個1個セルクル(丸い型)やシリコンパットを使用しないと製造が出来ない為、流し入れる作業や、型から抜く作業が1個1個に必要になる。
このような事から円形のケーキは、大量生産には、まったく向かない。時間を惜しまず作業工程の多いケーキを常日頃からこだわって製造している「パティスリー・ラ・ヴィ・ドゥース新宿店」のシュークリームを食べてみた。

四谷シュー


お目当てのシュークリームは、ショーケースに20個ほど並べられていてとても目立っている。その名も四谷名物「四谷シュー」とのこと。見た目のイメージは、茶色の紙の上に置かれ、4つ端が、キャンディーのようにねじられている。女性が喜ぶ包装なのかもしれない。「四谷シュー」は、食べてみると、かなり手が込んでいる事がすぐ分かる。
特にシュー生地。これは…凄すぎる。細かく均一に揃えたクッキー生地とその下にクッキー生地が隠れるサイズの大きさのパイ生地がある。そして全体には、粉糖がかけられている。
以前、シュー生地の下から包み込むようにパイ生地が出ている商品は、見たことがあるが、「四谷シュー」は今まで見たことのあるタイプとは逆で、パイが膨らんでもシュー生地からはみ出ないように計算され、絶妙な大きさにカットされているのだ。仕事の1つ1つが、細かく丁寧過ぎるのである。

重量:83g
直径:6.5cm
高さ:4cm
価格:237円

口溶け良く、なめらかなクリーム


仕事の細かさ、丁寧な感じは、シュー生地だけでは無い。クリームにも同じような事が言えるのだ。クリームは、バニラビーンズが少なめのディプロマット。カットしても、流れ出るような柔らかな感じではなく、しっかりとコシがあるのに表面は、柔らかい。しかも、滑らかさがあり、口溶けが物凄く良いのである。一つ一つの工程を丁寧に仕上げるとこんな感じのクリームになるのかな?と思うような感じのクリームだった。

仕事の質と比例する味

「四谷シュー」は、見た目、可愛らしい丸いフォルム。一口食べると、クッキー生地のザクザク感と、パイ生地のサクサク感が同時に味わうことが出来る。その後に、クリームのふんわりした甘さと、滑らかな食感が、押し寄せる。最後に、パイ生地に粉糖がかけられて焼かれている!?のか?パイの香ばしさと共に、キャラメリゼの風味が口いっぱいに広がる。どこをとっても、繊細で丁寧な素晴らしい仕事ぶり。本当に凄いとしか言いようがない。手間暇をたっぷりとかけ、洋菓子に対して愛情が感じられる素晴らしいシュークリームなのである。東京に来たら必ず食べるべきシュークリームの一つであることは、間違いないのだ。こんなシュークリームをお土産や手土産でもらったら…喜ばない人はいないのでは、ないだろうか?

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お店情報

パティスリー・ラ・ヴィ・ドゥース新宿店
Tel:03-5368-1160
住所:東京都新宿区愛住町23-14べルックス新宿ビル1F
営業時間:9時30分~19時
定休日:月曜日(不定休あり)

公式HP:http://www.laviedouce.jp/

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