西洋菓子しろたえ(SIROTAE)のシュークリーム(東京都港区赤坂)

東京 赤坂。東京のど真ん中に1個190円のシュークリーム。しかもレアチーズケーキで有名な老舗洋菓子舗のシュークリーム。間違いなくトライすべき逸品なのである。2021年6月に再訪(加筆しました)

西洋菓子しろたえ


東京 赤坂。時代の移り変わりと共に変化をする東京を代表する街のひとつ赤坂。本社所在地を赤坂に置く、有名企業も多い。観光名所としても…赤坂サカス、東京ミッドタウン、氷川神社、乃木神社、サントリー美術館…出て来る出て来る。大使館で言えば、アメリカ合衆国大使館、カナダ大使館。う~~~ん。さすが東京を代表する街…。そんな赤坂に1976年から営業している老舗洋菓子舗。それが今回、お目当ての「西洋菓子しろたえ」なのである。東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」を下車し、国道246号線を青山方面に歩き、一方通行の道を左へ曲がり、しばらく歩く(赤坂見附駅から徒歩5分程度)と見えてくる。外観は、古き良き昭和の香りが佇む感じで、どっしりとした重厚感のあるお店なのである。土曜日のお昼過ぎだったので、店内は、かなり混雑している様子だった。1階、2階に約30席ほどの席があり、イートインも可能。でも、お待ちになっているお客様が多々…これは、ちょっと難しいなぁ~ということで、「西洋菓子しろたえ」と言えば…のレアチーズケーキ。そしてシュークリームを購入し、お店を後にしたのである。

有名なレアチーズケーキ


見た目は、物凄くシンプル。ピスタチオを乗せ、どこにでも売ってそうな感じなのである。しかし、一口食べてみると、大きな違いに驚くのである。2種類のデンマーク産クリームチーズをオリジナル配合しているというレアチーズ部分は、生クリーム、レモンでバランスを取っているような感じで、酸味と甘味のバランスが素晴らしい。
しかも、クリームを逆さにしても落ちてこないくらい濃厚なクリームに仕上がっている。食感のあるクリームという表現が正しいのかもしれない。濃厚なレアチーズを受け止めるのは、バターたっぷりのクッキー生地。このホロホロしている歯応えも素晴らしいのである。「西洋菓子しろたえ」と言えば…のレアチーズケーキ。さすがとしか言いようが無い商品なのである。

重量:55g
縦:7cm
横:2.5m
高さ:3.5m

老舗のシュークリーム


東京 赤坂にある老舗洋菓子舗「西洋菓子しろたえ」。老舗と言われる洋菓子舗のシュークリームは、法則があるように決まって、こんなシュークリームが多い。シュー生地は、どこまでも薄く、卵の香りが強い。そして、シュー生地とクリームの隙間がほとんど無いくらい、たっぷりクリームが詰められている。一口食べると…なんとも言えない幸せな気持ちになってしまうから不思議なのである。大きさは、小さめ。この大きさ…実は、色々考えられてこの大きさになった?と思うくらいクリームに秘密があったのである。

クリームの濃厚さと洋酒


クリーム。シュークリームの心臓とも言えるクリームは、色々なパティスリーが、原材料や仕立てにこだわり、全く同じといえるようなクリームは、まず見当たらない。シンプルな洋菓子だからこそ、原材料、そして、そのパティスリーが持つテクニックが、1番分かってしまうのかもしれない。


東京エリアで人気のパティスリーが、使用しているシュー生地は、食感が強く、香りもある、ゴツゴツっとしたタイプのクッキー生地、クランブル生地が多いように思える。しかしながら、そんなパティスリーと一線を画するのが、老舗洋菓子舗と言われるパティスリーなのだ。


ブリオッシュのような香りが立ち、どこまでも薄く、ふわふわ柔らかいシュー生地を採用し、卵の素材を活かしたディプロマット。どこまでも上品な香りと甘さが、一口、含んだだけで口の中いっぱいに広がる。そして、どちらかというと大人向けにふった潔さの洋酒の香りとうっすらと漂う洋酒本来の味。ちょっと小さめと書いたシュークリームの大きさだが、ひとくち、ふたくちくらいで、「クリームの香り、味」そして「シュー生地の香り、味」。これを味わうとすれば、やはりこれくらいの大きさが、良いのかもしれない。クリームへのこだわり、そしてシュー生地へのこだわり…そんなシュークリームが東京 赤坂の中心にあるのにも関わらず1個180円。東京 赤坂を訪れたら必ず、食べるべきシュークリームなのだ。ちなみに平日も土曜日も夕方は、かなり混み合っているので、その時間帯を外したほうが無難。しかも、老舗洋菓子舗に多い「日曜日お休み」なので、ここも気をつけたほうが良い。(日曜日に間違って行ってしまった経験あり)

2021年6月再訪

ねっとりとしたシュークリームが食べたくなって以前、行った「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」へ再訪。そろそろ梅雨に入ってもいいんじゃないの?と思うくらい東京は、晴天。今回も、地下鉄で。地下鉄銀座線「赤坂見附駅」を降り、A(赤坂3丁目方面)出口へ。目の前の青山通りを渋谷(出口を出てそのまま直進)方面へ歩いていくと左手に「STARBUCKS COFFEE」を通り過ぎ、一ツ木(ひとつぎ)通りを左折、左折して100mくらい先の右手に「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」はある。

以前、来たときと変わったのは…

この2つの看板

新型コロナウィルス感染症蔓延の影響で、1976年創業の老舗洋菓子店も営業時間の短縮と感染予防の観点からこういう取り組みをしているのだ。1976年…あのAppleと同じ年の創業。今年で45年。この年月を乗り越えてきている企業・店舗は、どれくらい世の中にあるのだろうか?そんな事を思いながら「お持ち帰り」の列の「左側」へ並んでみた。

今の東京の洋菓子店で、この価格は、ちょっと驚くのではないだろうか?1個400円代、500円代というケーキ、プチガトーが多い中、東京都港区赤坂の一等地とも言える一ツ木通り沿いに立地している老舗洋菓子店は、ほぼ300円代の洋菓子がガラスケースに並ぶ。根強いファン、新しくファンになる層は、この価格でのクオリティーの高さでファンでいる、ファンになのではないだろうか?

やはり有名なレアチーズケーキは、素晴らしい

横6.5cm×縦2.5cm×高さ3.5cmの中に封じ込めた美味しさは、まるで魔法がかけられたようなレアチーズケーキ。数種類のクリームチーズ(2種類のデンマーク産)をブレンドして出来上がったレアチーズに生クリームとレモンで味を整えているというところは、全く変わらない。

もうずーとこの味、この製法なのだろう。水分をキレイに少なくし、食感も残るくらいのレアチーズは、今のレアチーズケーキのとろけるような感じの舌触りとは大きく異なり、初めて食べた人には、新鮮に映るのかもしれない。「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)=レアチーズケーキ」というくらい有名なスイーツであることは間違いが無く、価格も270円+税という金額で、この濃厚なレアチーズケーキが食べれるのだ。大きさは、さほど大きくはないが、満足感は、価格以上、見た目以上のレアチーズケーキなのは、周知の事実なのだ。

このねっとりとしたクリームは、他にはない

「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュークリームもレアチーズケーキと人気を二分するスイーツ。シュークリームの心臓部のクリームは、こちらもレアチーズケーキ同様に水分がキレイに抜けた、ねっとりとした食感の卵の香りが強いディプロマット。前回の2018年に訪れた時は、洋酒なのではないか?と書いたのだが、未だに何の風味が混ざっているのか?今を持っても全くわからない。卵と生クリーム、そして○○。なんとも不思議なクリームであることは間違いないのだ。

沢山のシュークリームを食べてきたが、「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュークリームと同じようなクリームに、今まで出会ったことが無い。味、香り、そして食感と「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」を超えるねっとり食感のクリームを知らない。

シュー生地(パフ)は、以前と変わらず、どこまでも薄く、ねっとりとした食感を包み込むような感じ。今、流行りのクッキー生地やクランブル生地、パイ生地とシュー生地(パフ)だけで表現ができるようなシュークリームとは大きく異なり、クリームを含めたシュー生地。要するにシュークリームとはこういうものだと言える構造のシュークリーム。「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュー生地(パフ)は、クリームのねっとり濃厚な香り、味を広げる為に存在し、よりクリームの美味しさを引き立てるシュー生地(パフ)になっている。もう芸術の域なのでは?と思えるくらいの完成度と美味しさなのだ。

やはり…ねっとりとしたシュークリームといえば「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュークリームなのだ

価格は、小ぶりながらも190円+税と2018年と比べると10円ほど価格が変わっているが、この大きさで同じ味を味わうことが出来ないと考えると間違いなく買いのシュークリームなのだ。東京都港区赤坂。東京を象徴する街のど真ん中と言うか?一等地にあるAppleと同い年の老舗「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュークリーム。同じレシピで繰り返し作ることにより、更に洗練された美味しさに変化する。それが1976年から45年もの歳月を費やして出来上がったスイーツの凄みなのかもしれない。銀座線「赤坂見附駅」で下車することがあれば、是非!「西洋菓子しろたえ(SIROTAE)」のシュークリームをチャレンジして欲しい。新型コロナウィルス感染症蔓延の中、なかなか人に会う機会が減ってきている今だから、こういう手土産は、喜ばれるのではないだろうか?手土産としても超一級なのは間違いないのだ。(2021年6月10日加筆)

重量:73g
直径:6.5cm
高さ:5.0m
価格:190円+税

合わせて読みたい

パティスリーで人気のスイーツ。それは「シュークリーム」。 英語では、cream puff。フランス語では、chou a la creme。呼び方はともかく、大人気のスイーツ「シュークリーム」。新しい分野のスイーツが、登場しても未だ[…]

お店情報

西洋菓子しろたえ 赤坂
東京都港区赤坂4-1-4
TEL:03-3586-9039
営業時間:
月曜日~土曜日:10:30~20:30
祝日:10:30~19:30
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」より徒歩5分程度
※お店に駐車場はありませんのでご注意ください。
公式HP:なし

当メディアは、Amazonアソシエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムや第三者配信の広告サービス(Google Adsense等)に参加して収益を得ています。