シュークリームがダイエットに最適な理由とは?シュークリームは他のスイーツと比べると低糖質でカロリーも低い。ダイエットに向くシュークリームの種類とは?控えるべきシュークリームの種類とは?

シュークリームは低糖質スイーツの女王

なぜシュークリームがダイエット向きなのでしょうか。それはシュークリームが低糖質だから。甘くて美味しいのに低糖質な理由はシュークリームの構造に隠されています。改めてお伝えすると、糖質はご飯、パン、麺といった主食になるものや、砂糖をはじめとする甘いものに多く含まれています。スイーツ類でいうと、小麦粉と砂糖が主な高糖質の材料です。スイーツ類はあんなに可愛らしいフォルムやふわふわの食感からは想像つかないほど沢山の砂糖が使われています。手作りのケーキを作ったことのある方はその量に驚いたことがあるのではないでしょうか。この砂糖や小麦粉はスポンジやタルトといった生地により多くの量が使われています。スイーツの代表格であるショートケーキでいうと、クリームにはそれほど多くの砂糖は使われていないのですが、スポンジには沢山の小麦粉と砂糖が使われています。さらに、スポンジが焼き上がってからもしっとり感をアップさせるためにシロップを打って仕上げられます。その糖質量はショートケーキ1個で約50g。これは茶碗1杯分のご飯と同じくらいの糖質量になります。

では、シュークリームはどうでしょうか。そもそもシュー生地には砂糖は使われないことが多く、使われる場合も少量です。そして、見ての通りシュー生地はとても薄くて軽いように小麦粉の使用量も少量です。確かに中にクリームは詰まっていますが、シュークリームのクリームの主成分である生クリーム、卵、牛乳は実はどれも低糖質な食材なのです。糖質量は中サイズ1個でなんと約25g。ショートケーキの約半分しかありません。

なぜ低糖質がいいの?

さて、最近やたらと「低糖質」や「糖質オフ」といった言葉を聞くかと思いますが、そもそもなぜ糖質が低い方が良いかご存じでしょうか。糖質は体のエネルギー源として欠かせない栄養素なのですが、必要以上に摂りすぎてしまうと、エネルギーとして使い切れなかった分は脂肪として蓄積されてしまいます。そして、現代の食環境では糖質を摂り過ぎてしまうことが多く、その結果として肥満や糖尿病、高血圧、脂質異常症など様々な病気にかかるリスクが高くなっています。糖質の高い食品は食後の血糖値の上がり方が急上昇するものも多く、こちらも肥満を招く原因となります。

また、糖質を控えることで脂肪をエネルギーに変換しやすくなり、体脂肪燃焼に繋がります。少し前まではダイエットでの食事の着目点といえばカロリーを抑えることだけでしたが、糖質を控えるダイエットが社会的ブームになったことは記憶に新しいと思います。

カロリーも安心

もちろん、糖質が低いということはカロリーも必然的に低く抑えられます。最近のシュークリームは実に様々な種類があり、中身やトッピングによって多少の差はありますが、大体の物は200kcal代に収まります。日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、平均的なサイズである100gのシュークリームは211kcalです。

同じ100gあたりのカロリーで他のスイーツと比較してみると、ショートケーキは314kcal、ベイクドチーズケーキは299kcal、アップルパイは294kcalとなっていて、シュークリームが他のケーキ類より約100kcal近くカロリーが低いことが分かります。

より安心して食べるには

シュークリームがダイエットに向いているとはいえど、これだけ種類が豊富なのでどのような種類が良いのか悩んでしまいますよね。それでは、シュークリームの中でも更にダイエット向きであるシュークリームの選び方をご紹介したいと思います。まず、避けて欲しいのはクッキーシューです。ザクザクの食感がとても美味しいのですが、このザクザクの部分はシュー生地の上にクッキー生地を乗せて作っています。クッキーはその軽さとは裏腹に砂糖とバターがたっぷり使われているので糖質も脂質もカロリーも上がってしまいます。ダイエッ中には控えるようにしましょう。

次に注目すべきは中のクリームです。シュークリームの中身はスタンダードなものだとホイップクリームかカスタードクリーム、もしくは2つのミックスで、フレーバーのついているタイプもホイップクリームかカスタードクリームがベースになっている物が多いです。ダイエット中はカスタードクリーム、もしくはカスタードクリームの配合が多いものを選ぶようにしましょう。なぜなら、ホイップクリームは生クリームから出来ていますが、生クリーム自体は高脂肪・高カロリー。一方のカスタードクリームは牛乳の割合が多く、牛乳は生クリームよりも低脂肪・低カロリーです。

近年の健康志向を加味して、豆乳使用の物や低脂肪乳を使用したもの、低カロリー商品として作られたもの等も売られています。こういった商品はより安心ですね!辛い食事制限のイメージがつきまとうダイエットもシュークリームが食べられると思えば印象が随分変わるのではないでしょうか。ダイエットは継続が成功の分かれ道。もちろん食べ過ぎは厳禁ですが、シュークリームはダイエットを長続きさせる大きな味方になるでしょう。

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