シューアイスって無性に食べたくなる時がありませんか?アイスクリームにシュー生地が付いているだけ、といえばそうなのですが、このシュー生地によってアイスクリームの魅力が数倍も引き出されるから不思議です。今回はこの不思議な美味しさをご自宅でも簡単に作ることが出来るシューアイスの作り方を紹介します。
シューアイスの魅力
シューアイスが美味しいということは言うまでもありませんが、美味しさ以外の最大の魅力は日持ちするところだと思います。パティスリーのシュークリームは勿論のこと、コンビニやスーパーのシュークリームでもそこまで日持ちはしません。逆にいうと、出来立てだからこそ味わうことが出来る美味しさでもあります。しかし、シューアイスであれば冷凍なので長期保存が可能です。冷凍庫にストックしておくことが出来ます。今日のデザートにはシューアイスがある!と思うと、アイスクリームよりも特別感を感じませんか?暑い夏に食べるシューアイスはまさに砂漠のオアシスのようです。そして、寒い冬でも美味しくいただけます。冬のイメージといえばこたつにみかんといった昔ながらの風景が頭に浮かびますが、令和の時代はこたつにシューアイス、いや、床暖房にシューアイスが新しい定番になりそうです。カチカチで食べるの良いですが、暖房の周りに置いて、ほんの少し解凍させてから絶妙な溶け具合を楽しむのも、これまたお勧めです。
シュークリームを凍らせればシューアイスになるのか
「シューアイスってシュークリームを凍らせれば出来上がるのでは?」という疑問、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?結論から申し上げますと、確かにシュークリームを凍らせるとシューアイスとして成り立ちますが、口溶けはシューアイスと異なるところがります。その違いは乳脂肪分の差によります。そもそも、カスタードクリームとアイスクリームは材料がほとんど同じです。主な材料は卵黄、牛乳、砂糖、生クリームとなります。この中で口溶けの滑らかさを生み出すものは生クリームです。カスタードクリームとアイスクリームではアイスクリームの方が生クリームの含有量が高いので、アイスクリームの食感を期待していると、冷凍シュークリームでが少し物足りないと感じるかもしれません。また、卵黄の濃度はカスタードクリームの方が高いので風味も少々異なります。とはいえど、冷凍カスタードというデザートもあるくらいなので味は普通に美味しです。より、シューアイスに近い味を楽しみたい場合は完全に固まる前の半冷凍位の状態で食べると良いでしょう。
シューアイスにしかない長所
シュークリームは常温の状態で中にクリームを留めておく必要があるので、どうしてもクリームにはある程度の濃厚さが必要になります。しかし、シューアイスであれば冷凍するので、常温では流れ出てしまうような粘度のクリームも詰め込むことが出来ます。脂肪分の少ないクリームは爽やかな風味で、ヨーグルトやフルーツとの相性が抜群です。アイスの冷たさと合わさって爽快感をもたらします。そして、カロリーが低いところも魅力的です。市販のもので比べると、1個当たりのカロリーがシューアイスはシュークリームの半分以下であることが多いです。食後のデザートにもぴったりですね!
自宅で簡単に作れる!マンゴーシューアイス
マンゴーシューアイス
<材料・6個分>
シュー生地
- 薄力粉・・・60g
- 卵・・・2個
- 水・・・80ml
- バター・・・40
マンゴーアイス
- 冷凍マンゴー・・・200g
- 牛乳・・・50ml
- 生クリーム・・・30g
- 砂糖・・・大さじ1
<下準備>
- 薄力粉はふるっておく。
- バターは1cm程度の角切りにし、室温に戻しておく。
- 卵は良く溶いて、室温に戻しておく
<作り方>
- 冷凍マンゴー、牛乳をミキサーで攪拌する。ボウルに移し、砂糖、生クリームと合わせ冷凍庫に入れる。時々、全体をかき混ぜながら凍らせる。
- 鍋に水、バターを入れて中火にかける。沸騰させ、バターが全て溶けたら薄力粉を全量加えて練るように加熱する。
- 2をボウルに移し、卵を4回程度に分けて加える。
- 3を絞り袋に入れ、クッキングシートを敷いた鉄板に絞る。霧吹きで水をかけ、200℃のオーブンで20分焼く。
- 4のシュー生地の粗熱が取れたら、1のマンゴーアイスを半解凍に戻して絞り袋に入れ、シュー生地の下側から中に絞り入れる。再度冷凍庫に入れて、中のアイスが固まるまで冷凍する。
フルーツは他の物でも代用できます。色んな味を作って冷凍庫に入れると、ご自宅の冷凍庫があのシューアイスの名店の様になりますよ!カロリーは低めではありますが、くれぐれも食べ過ぎにはご注意下さい。